<再掲> サブプライムと世界経済、そして日本の現状

私なりに断片的ですが解説をいたします。
まず、イメージとして為替変動(円安・円高)、金利変動、株式市場などを思い浮かべてください。
先ずは、代表的なお金の流れとして、下記が挙げられます。

今までは
1、低金利の日本から短期で、円建てで借りる
2、円を外為市場で外貨へ(円売り)→ 円安
3、外貨を海外市場へ投入、益出し
海外市場とは、株式市場を中心とした金融市場。もちろん今話題のサブプライムも含まれます


現在はこの逆の流れ、この逆の流れをキャリートレードといいます。
つまり
・返済を、円で行うので、外貨を売って円を買う →円高


円高は、国力で導かれたものではなく、あくまでも金融の循環の結果なのです。


ただし、今回のサブプライム問題でいいますと
1、米国サブプライム市場が破綻すると
2、各国(特に中国の銀行)が担保証券=つまりは出資していて、それが焦げ付く。(貸した金が返ってこない)そして
3、その大元となる日本の短期金融市場が破綻する(貸した金が返ってこない)
という状況を生むのです。


低金利で貸してくれる人の良いオバチャン(日本)から金を借りたヤンキー(ファンド)が、儲けのためにタチの悪い借り手(サブプライム層)に高利貸しをしていたが、タチが悪い借り手は返済が滞り、ヤンキーも借りた金が返せなくなり、人の良いオバチャンが泣きを見る
・・・・こう言い換えるとご理解いただけるでしょうか?


経済用語は難解ですが、その仕組みは古今東西、国家も個人も変わるところはありません。その象徴です。