世界同時株安 −Eternal経済論−

私は個人でEternal-Journalと称してメルマガを発行しております。そちらでは幾度かこの経済危機について述べたのですが、当ブログにおいてあらためて簡潔に示そうと思います。
先ず基本的な疑問…株安は止まらないのか?
一言でいいますと、現状では止められる要素はありません。
世界同時株安を抑制する策として、「有識者」は各国の経済政策の同調を挙げております。(22日夜のニュースステーションで渡辺大臣もそう仰せでしたね)
本当にそれだけでしょうか?この株安を導いた要因は、本当は「米国の原油高容認」です。
米国は産油国を米国自身に引き付けておく為に原油高を容認しています。(イランとの接近を恐れているのです)
そうすると何が起きたかというと、本来金融市場に流通すべきマネーが、商品市場、原油市場、穀物市場に多量に流入することになりました。(より儲けの大きなところへ資金が流入するのです)
原油相場は天井知らず、原油高ゆえ代替エネルギーとしてのトウモロコシやサトウキビ相場の急騰…ということです。
経済政策協調などと悠長なことでは、この世界同時株安は止められません。米国が保有する備蓄原油を放出し、原油価格を抑えない限り、この流れは大きなうねりとなって世界を襲うでしょう。
無論サブプライムローン問題も原因の一端ですが、要はそこにあると思います。