政局Q&A 「どげんかせんといかん!美しい国、日本!」

読者の方から下記の内容にて質問がありましたので、今回はそれに答える形でお届けいたします。

風雲急を告げている政界ですが、ここで質問。

1 すぐ解散総選挙が来ると思われるのに、つまり半年間位の超短期政権でしかも問題山積みなのに総理大臣になりたがるのか?
次回に立った方が得策のように思えるが...
2 今何故この時期に、飯島秘書官が35年も勤めた小泉純一郎氏の元を去ったのか?何か裏があるのか?
以上よろしくお願いします。


それについての私の見解です。かなり偏見ではありますが(笑


1に対してのA

やはり一度は総理の椅子に座りたいという政治家の性でしょうね。
しかも福田氏は71歳・・・事実上最後のチャンスと踏んだのでしょう。
それと通常であれば年内解散総選挙でしたが、今回の安倍さんの辞め方で、解散総選挙は早くとも来年サミット以降との見方が有力です。
その間に小泉改革(政策)の修正→公共投資→格差是正との印象を導く。
そして従来型のバラマキ復活で、地方の引き締めをはかれば、小沢さんに取り崩された地方票を戻せるとの読みでしょう。いずれにしても期間は一年前後の選挙管理内閣でしょう。
次の内閣に与えられた命題は、「格差是正」なのです。それは、自民党側からの要求ですよ。
本日の自民党総裁選挙の記者会見でも、福田、麻生両氏からも「公共投資が格差是正」との発言が見られました。特に麻生氏は具体的に「国の公共投資13兆円→6兆円、自治団体の公共投資32兆円→16兆円と半減している」と数字を挙げていましたので、20%〜30%程度は地方を中心に公共投資を底上げするでしょう。
建設業、農業を中心としたバラマキ政治の復活かも知れませんね。
選挙前の「飴」ということですよね。とりあえず地方の組織票は取り戻したいとの意思表示ですね。


2に対してのA

飯島さんの電撃辞任劇は、「小泉カードを温存する」ためだと見ております。
福田氏は官房長官時代に、官邸を意のままに操る「官邸のラスプーチン」「官邸のイージス艦」と呼ばれた飯島勲首相秘書官(当時)を忌み嫌っておりました。
福田氏が次期総理総裁が確定したとみるや、電撃的に辞表を提出し、無関係を装うつもりでしょう。これも飯島氏らしい「小泉擁護」の策だと思われます。
小泉氏は再登板ありえますよ。次の国政選挙で小沢民主党に勝てるのはいまや小泉氏だけです。

また、小泉氏は数年で政界引退、地盤の禅譲を画策している節があります。
ですので、飯島氏は小泉長男または次男を政界に担ぐべくの準備を行うための辞任劇だと思われるのです。
余談ですが、某局のスピリチュアル番組に長男氏が出演した際、「あなたは政治の世界にいずれ進む運命だ」と告げられたことがありました。
まさしくその通りで、禅譲をはかる為の準備をここ数年で飯島勲氏が取り掛かる為とも見ていいでしょう。