第二次東北行 2

 
三陸地方>
昨年9月の時点ではめざましく復興を遂げていることが実感出来ましたが、それから1年経過した今回、道路の整備、瓦礫の撤去以外では変化を感じ取ることが出来ませんでした。
 
福島第一原発周辺>

今回の東北行の目玉が、南相馬市への訪問です。
が、南相馬市小高区は本年4月16日に住民の立ち入りを禁止する「警戒区域」の指定が約1年ぶりに解除されたものの、今でも人の存在を感じ取ることが出来ません。ゴーストタウンと化しております。(小高区人口約1万3千人)
 
また、福島ICへ向かう途中かの有名な飯舘村を通過するのですが、飯舘村はその全域が、放射線量が年間積算20ミリシーベルトに達する怖れがあるとする「計画的避難区域」(より深刻な「警戒区域」の外側)に指定され、やはり人の存在がありません。(飯舘村人口約6千人)
また、それ故か、通過する車両は旧道にも関わらず100km前後で通過していきます。
 
福島原発の警戒区域に隣接する南相馬市小高区と遠く離れた飯舘村。その両者がともに廃墟と化する現実は福島原発事故の深刻さを物語っています。