福原美穂  - No More Cry -

沈まぬ太陽」のエンディング曲です。

沈まぬ太陽」はその作品としての性格上、発表、公開までには関係者の苦難の道程があったようです。
新潮社の山田彦彌氏(週刊新潮・元編集長)の情熱なかりせば日の目を見なかったかも知れません。
作品としての主題には何も興味もありませんが、JAL123便を闇に葬らない作品として忘れることはないと思います。合掌

人気作家山崎豊子氏の次の作品を連載させてもらおうと、多くの出版社がやってきたが、日航の内情を描いた作品だということが分かると、みな腰が引けて逃げてしまった。
その中で新潮社の山田氏だけが会社を説得し、週刊新潮での連載が始まった。
すると日本航空(JAL)は、新潮社の出版物から日航の企業広告をすべて引き上げてしまった。
新潮社は莫大な広告料を失い打撃を受け、山田氏への非難が集中したそうである。

しかし連載は人気を呼び、週間新潮の売り上げは倍増し、損失分を十分にカバーすることができた。
さらに単行本にしようとした時に、心労・過労のため山田氏は入院してしまう。
その単行本がベストセラーとなり、社員が入院中の山田氏に報告しにいくと、「200万部を突破するまでは見舞いに来るな!」と一喝されてしまう。
そして200万部を突破し、その報告をしにいくと、彼はすでに亡くなっていた