モバイルどころじゃないんですけどね>世界的には

チャンスを逸してまして延ばし延ばしに来ておりましたが、3月期も終えた段階で一通り纏めたいと思います。
と、考えていた最中での「豚インフルエンザ」「クライスラーの破綻法申請」(計画的ですがw)ですけれど・・・
先ず、金融情報では頼りにしている「Nevada」氏のウケウリから始めたいと思います。
 
1、為替市場が大荒れの展開になり、ユーロの120円台割れも時間の問題と言われるようになってきています。市場にリスクマネーが減ってきており、ちょっとしたことで売りが売りを呼ぶこともあり得、今後ユーロ危機が蔓延すれば、金融市場は大変動を起こします。
 
2、野村 7000億円、農林中金 6200億円、みずほ 5800億円。これだけの赤字が出ても日経平均は上昇しています。←それが異常!
 
3、新日鉄八幡製鉄所で5月一時帰休、東芝 前期最終赤字3500億円 非正規3900人削減、一時帰休実施・・・等々、上場有名会社での雇用調整が加速
 
4、米国債市場の金利が急上昇(※これが問題!!!)金利が上昇する中で株式が上昇すれば、その後には暴落が待っています。
 
5、世界の株式市場は当面の天井を打ちこれから悪材料が出る度に下落していく事になります。金・プラチナ・大豆・コーン・原油等も買う要因がないため価格はこれから下落するしかありません。
 
と、まあ明るい要素はひとつもありません。
クライスラーの破綻、そしてそれを取り巻く関連産業(ディーラー等)、航空会社、ホテル、ショッピングセンター・・と大型倒産が波状的に襲ってくるでしょう。
そしてそれは対岸の火事ではありません。以前指摘しましたように日本のメガバンクの凋落は目を覆うものであり、特に三井住友、みずほは極端な資金(資本)不足に陥っている可能性は極めて高いです。
操業回復と言われている自動車業界も年度末の在庫調整が一段落して生産に入っただけのことでして、今後の(特に海外市場での)回復は絶望的でしょう。
 
米国は弱ったといえども潜在的な消費意欲を持ち、しかもエネルギーと穀物、食肉を自給することが可能です。
かたや我が日本、米国に見放されたらそれらを手にすることは・・・後は想像通りです。
経済状況のおさらいはここまでとしまして、いや本当はまだ言い足りないのですが、話題を変えます。
 
実は「豚インフルエンザ」、これの経済効果云々を指摘する学者もおりますが、どうも内情は想像以上のようです。
メキシコは当然としまして、アメリカ本土での感染スピードが半端では無さそうです。感染地域が急速に拡大していることは間違いありません。
非常に残念かつ野暮な話ではありますが、このGW期に渡米を計画されている方は是非ともキャンセルされるべきでしょう。せめてこれから一週間程は経緯を見守る必要があると思います。
すでにメキシコは国家行政機能を一時的に停止すると発表しており、米国も一両日中にも「国家非常事態宣言」が発令される事態になるかも知れません。(オバマ大統領は真剣に検討しているようです)
JALは予約キャンセルでも違約金は取らないと公表しました。今後、他の航空会社並びに旅行社でも同様の措置を講ずると思います。
少なくとも報道なされている内容を上回る勢いで拡大していることは事実の様です。
 
経済問題も大事ですが、事実上パンデミックな最中の北米渡航は慎重にお考えください。