福田首相突然の辞任劇

突然表明された福田首相の辞任劇。
近々福田首相の動向を調べてみようと思っていましたが、その矢先の辞任劇とは。
正直このタイミングとは考えていませんでした。その背景を一部探ってみますと
 
1、公明党(創価学会)との軋轢
  ・定額減税の攻防
  ・年内解散への攻防
 そして何よりテロ給油法案への協力体制
  ・参院で否決後の衆院差し戻し2/3可決への非協力
 
2、醜聞国会への妙案無し
  ・醜聞→首相責任→解散総選挙
 
以上を嫌悪し、回避した結果だと思われます。
やはりこの期に及んでもサミット(=アメリカ)公約のテロ給油法案が福田首相の足を引っ張ったとみるべきでしょう。
その点では安倍前首相の辞任劇となんら変わるところはありません。
では、ポスト福田は麻生幹事長で進むのか?そこが政界は魔物が棲むところ…小池元防衛相、野田消費者行政相が自民党総裁候補として取り沙汰されているのがその証です。
いずれにしても政治の世界ではグッドタイミング(自民党にとって)でも、国民生活からは乖離した常識で事が進んだと言われても仕方ないでしょう。
つい1ヶ月ほど前に「国民目線の政治」を掲げた第二次福田内閣…その福田氏自らが「国民目線」をかなぐり捨てたのは何とも皮肉な話です。
今後は魑魅魍魎が跋扈してくるでしょう。そこを注意深くウオッチしていきたいと思っております。